【お店編】自分を守ろう!~風俗のお仕事のトラブル回避~

【お店とのトラブル防止編】自分を守ろう!~風俗のお仕事のトラブル回避~

風俗のお仕事をする際に気を付けたい防犯やトラブル防止策!今回はお店とのトラブル防止編ということで、面接やセクハラ講習(実技講習)、写真撮影で脱ぐのか着衣か、体験入店、お給料、履歴書のこと、辞める際のことなどについて触れていきます。ちょっとの意識で自分を守ろう!

風俗のお仕事をするなら知っておきたいこと

防犯意識は持っておこう!

昔のイメージと違い、風俗業界には健全運営しているお店やしっかりした大手グループなどが増え、素人の女の子が始めやすく働きやすい環境になってきました。ふつうの女子大生や専門学生、フリーター、主婦やOLさんが副業や目的達成のための手段として風俗バイトを選んでいます。

働きやすくなってきたことは良いことですが、風俗のお仕事をする上でのトラブルや防犯について意識をしている方はどれくらいいるのでしょうか。何も知らないままだと、万が一の時にどうしてよいかわからず、パニックになったり泣き寝入りをしてしまう可能性もあります。

トラブルや対処法は人それぞれ(ケースバイケース)なので「これが絶対正解!」という答えはないかもしれませんが、少しでも情報収集をしておくことで、自分を守ることにつながります。自分を守りながら、お客様を不快にさせることなく接客して、しっかり稼げると理想ですよね。
そのためには知識があるとないとでは大違い!一緒にどんなトラブルや対処法があるのかを見ていきましょう。

今回はお仕事を始める最初の段階、お店とのトラブル編です。

入店前【面接・講習・撮影・体験入店】

面接だけでも大丈夫

普通のお仕事なら、まずは面接で採用・不採用が決まって、後日入社しますよね。風俗のお仕事も一緒で、最初は「まずは面接だけ」「お話だけでも大丈夫」としているお店がほとんどです。なので「面接したら入店させられる」という心配は無用!
※「即日面接OK」「即日体験入店できます」としているお店もあります。

もしどうしても心配なら、面接日程を決めている時や面接当日に「まずは面接だけでお願いします」と伝えておきましょう。お店の都合もあるので、体験入店は後日のほうが助かる、という場合もあります。まず嫌がられることはありません。(無理やり入店させようとするお店はその段階でやめておきましょう)

🐥<理由を聞かれたら?
「この後人と会う予定があるので」「本業のほうの都合がありまして」「家の都合で」など自分が答えやすいもので大丈夫です。正直に「お話を聞いて、よく考えてから体験しようと思っているので、いったん帰ってから検討します」と伝えても角は立ちません。

🐥<友達と一緒に応募してもいい?

最近は「お友達と一緒のご応募OK」としているお店も増えましたね!そう書いてあるお店なら、お友達と一緒に応募・面接可能です。一人より二人のほうが心強いし、もし採用されたら一緒に頑張れるので良いですよね。

この待遇の記載がないお店では、なるべく一人で行くようにしましょう。一緒に行っても片方だけ採用されたり、断られる可能性があります。お店側としては「一緒に入って一緒に辞めるかも」という心配があるので、無理もありません…。

セクハラ防止!講習について

風俗店では、業界未経験の女の子がお仕事をすぐ覚えられるように、講習を行っているお店があります。講習を受けるメリットとデメリット、起こりえるトラブルについて知っておきましょう!一口に講習といっても色々なやり方があります。

店長や男子スタッフによる実技講習

お店の業種にもよりますが、実際のプレイ通りに進めるやり方や、着衣のままで説明していくやり方があります。入室時のご挨拶から料金受け取りのやり方、タイマーのセットの仕方などを実際の接客時と同じようにロールプレイできるので、事前にある程度心の準備ができます。

リアルな実技講習のメリットは、「お客様(男性)はどうされると喜ぶか・嫌がるか」を知ることができ、技術向上になるだけでなく「万が一、本番を強要されたときのかわし方」も教えてもらえます。たとえば「素股のときにこういうふうにされたら、こうやって体をよけると大丈夫」というような…。知識を仕入れておくことで、いざ本当の接客の時に何かあっても、自分を守ることができます。

実際に、男性店長が講習してくれて「大事なこともちゃんと教えてもらえた」という女の子もいます!本番強要されたらこうかわす、こうされたらこう逃げる、などきちんと教えてもらえるのは心強いですよね。講習時の雰囲気も良かったというのが印象的だったインタビューがあるので、リンクを貼っておきます。

池袋北口:ファッションヘルス『Fantasy(ファンタジー)』インタビュー

池袋『ファンタジー』のインタビュー

きちんとしたお店の講習ならこのようにメリットが大きく、デメリットはほぼありません。経験者の女性が「早く働きたいのに無駄な時間を取られる」「もう知ってる」となるくらいなので、経験者は実技講習なしでもよい、としているお店もあります。

講習なしでOKの求人情報

セクハラ講習とは?

実技講習にデメリットがあるなら、やはり多くの女性が気にしているセクハラ講習でしょう。技術や知識をきちんと教えてくれる店長やスタッフさんならともかく、趣味で講習したがる店員も悲しいことにまだまだいるようです。そして、未経験の女性は「風俗店はこういうものかな?」と思ってむりやり納得してしまっているケースが多いです。

講習は後日にしたかったのに、面接していきなりセクハラ講習されそうになったら「今日は生理なので後日でいいですか?」と言いましょう!
※こうならないためにも、最初は面接でお話だけ、と決めている女の子もいます。

もし講習が始まってから、セクハラかどうかの判断が難しいときは「素股のやり方を知らないので教えてもらえますか?」「本番強要のかわし方を教えてください」と先に聞いてしまう手もあります。

もし、店長や担当スタッフ以外の男性スタッフに深い意味なく講習されそうになったら、店長にすぐに相談しましょう!店長はそういうトラブルが起きていることに気づいていない可能性もあります。きちんとしたお店なら、すぐに対処してくれるはずなので、ひとりで抱え込まないようにしてくださいね。

※店長にセクハラされた!という場合はその上のエリアマネージャーやオーナー(店長よりえらい人たち)、グループ店なら企業の相談窓口へ連絡することも検討しましょう。いっそお店を変えてしまうのもアリです。

女性スタッフによる実技講習

セクハラ講習のおそれがあるため、男性との実技講習をいやがる女の子も増え、対策として増えてきたのが「女性スタッフによる実技講習」です。これはお店の女性スタッフが担当することもあれば、ベテランの先輩キャストが教えてくれることもあります。

女性同士なので相談しやすいのと、実際に現場で働いている先輩からのアドバイスも受けられるため、とても安心感があります。最近増えてきた風俗エステ・マッサージ系では、技術講師として女性セラピストやエステティシャンが講習を担当することもあります。

こちらはデメリットはほぼなし。「女性相手だと逆にちょっと緊張する」という女の子がいる程度でしょう。男性の体を実際にさわるわけではないのでその点の不安は残りますが、基本テクニックは身につくので心強いです。

マニュアル冊子やDVDによる口頭説明

大手グループなどで増えてきた、口頭説明で済ませるパターン。プレイ内容がシンプルで特に実技でやるほどでもない…という業種にも多いです。お店によってはお仕事マニュアル(紙)が用意してあったり、実際のプレイの流れを映像で確認できるDVD講習があったりします。

特にマニュアルがないお店でも口頭での説明はしてもらえるので、「習うより慣れろ」でスタートです!ただしどうしても独学になってしまうため、指名数が伸び悩んだり接客で困ったことが出てきたらお店に相談してみましょう。希望者には実技講習をしてくれるところもあり、やってみて気づく改善点があるかもしれません。

写真撮影

プロフィール写真の撮影は面接後に行ったり、体験入店の日に行ったりと店によって違います。撮影場所も様々で、スタジオを借りてプロカメラマンに撮らせるところもあれば、お店のスタッフが店内や外で撮ってくれるところもあります。

未経験の方の不安点は「裸で撮影するの?」ということですが、最近の風俗店の傾向では基本的に着衣です。最低でもランジェリー(下着)を身に着けているので、全裸での撮影はありません。

どうしても気になる方は、お店のお客様向けホームページをチェックして、在籍女性の写真を見てみましょう。基本的に衣装や下着姿のはずです。この時点で女の子達の雰囲気や年齢層などもわかるので、自分が採用されやすいかどうか(お店の雰囲気に合っているかどうか)もチェックできます。

また、プロフィール写真はモザイク加工が基本です。女の子が自らOKしない限りは、モザイクやカットなどで修正して、顔バレしないように対策してもらえます。
※顔出しOKの女の子は、マスコミ手当・取材手当という名目でボーナスがもらえることもあります。お店の待遇を確認したり、面接時に聞いてみましょう。

体験入店

面接・撮影・講習と順調に進んできたなら体験入店でも特に問題はないはず!ただ、体験とはいえお客様が相手なので何があるかわかりません。お店も気を使って紳士的な方や優良会員のお客様をつけてくれるとは思いますが、わからないことや疑問に思ったことがあれば、接客後にそのつどスタッフさんに相談していきましょう。

また、体験したからといって正式入店しなければいけない、というわけではありません。お試しで働いてみてできそうなら入店する、やっぱり無理そうならここでやめる、と考えるための制度なので、難しそうだと思った場合は我慢せずに「やっぱり無理そうです」と伝えましょう。ここでやめたとしても、お給料は支払われますし、お店側も無理な引き留めはしません。

「ちょっと考えたい」という場合も、正直に「もう少し考えたいので、後日のご連絡でもいいですか?」と聞いてみましょう。無理せず自分自身がきちんと納得してから、お仕事を始めてくださいね。

さっそくお仕事情報を見てみる

入店後【給与面・スタッフ】

お給料のトラブル

正式入店後に起こりえる金銭面のトラブルといえば、お給料の計算ミスや給料未払いなど。

基本的に風俗店はお給料が「日払い」なので、気を付けるべきは計算ミス!自分のお店のバック率がどれくらいか把握してなくても、「1本いくらか」は把握しておきましょう!そしてできればその日についたコース内容やオプションなどもメモしておくと間違いありません。

「自分がその日に何本接客して、指名料やオプションがどれだけついて、合計いくら」とわかっていれば、万が一お店側がミスをして差額が出ていてもすぐわかります。お給料をいただいたらその場で確認し、間違いなければメモは捨ててしまって問題なし。むしろ持っているとバレの可能性が出てくるので、帰り道でもいいので捨ててしまいましょう👋

※計算が合わない場合(しかも給与明細などがなく、内容の確認ができない場合)は怖がらずに「今日◯本ついたからこれ違くないですか?」とソフトな感じで聞いてみましょう。問い詰める口調だと雰囲気もわるくなってしまうので、「あれ?」という感じで穏便に…。

なお、未払いはとんでもないことです…。各地の風俗インタビューで実際に聞いた話によると、「日払いなのに先延ばしにされた」「あとでまとめて払うと言われて待っていたらスタッフが飛んだ」という衝撃の事件も起きていました。:(;゙゚’ω゚’): こんなことがないように、少しでも未払いの気配を感じたら無理な出勤はやめましょう!働き損になる可能性があります…。

スタッフの様子がおかしい

高級店や大手グループ、老舗や小さくてもきちんとした優良店であれば、スタッフの質も良いものです。スタッフ全員がピシッとスーツを着た清潔感のある職場もあれば、ラフな格好の店長さんだけどとても優しくて仕事熱心、アットホーム…という職場もあります。

こうした雰囲気は面接で直接お会いしないとわからないのですが、応募連絡の際のやりとりである程度感じることもできるので、最初から少し注意して観察していきましょう。
(例)電話対応がとても丁寧だった、メールの口調が優しかった…。反対に、乱暴だった・レスが遅い・くだけすぎて信用度に欠けるなど。

さて、それで無事に入店したあと、「なんかおかしいぞ」と思うスタッフに当たったら?

それが店長やオーナーなど上の立場の人だったらどうしようもないので移籍をすすめますが、店舗スタッフや送迎ドライバーの挙動がおかしかった時はこわがらず店長や上の人に相談しましょう。

よくある例としては「ドライバーが送迎中に失礼な会話をふってくる」「スタッフにしつこく口説かれた」など。きちんとしたお店なら、すぐに対応してくれます。

実際に横浜の某店にインタビューにお伺いした際、事務所入り口に送迎ドライバーの方への注意事項が貼り紙されていました。「キャストさんとは不必要な会話はしない!お互い気持ちよく仕事しましょう」というような内容でしたが、こうした小さな改善策は大事ですよね。

小さな違和感をきちんとつぶしていくことで、気持ちよくお仕事に集中できて、それが売り上げ(自分のお給料)につながっていきます。相談しやすいスタッフや環境のお店で働きましょう!

辞める時のこと

あなたが目標達成して、あるいは何らかの事情で風俗のお仕事を辞める時。「卒業」とも呼ばれるように、退店は喜ばしいことです。あとくされなくきれいに辞められるように、気を付けたい点がいくつかあります。

履歴書系の処分はどうなるの?

入店時に提出した身分証の控えや履歴書系は処分してもらえるの?という疑問について。「辞めたんだからすぐ処分して!」と思う気持ちもわかりますが、実は法律で雇用主は重要書類を3年間は保管する義務があります(労働基準法109条)。※不採用だった場合の履歴書はすぐに処分か返却可能です。

労働基準法第109条
使用者は、労働者名簿、賃金台帳及び雇入、解雇、災害補償、賃金その他労働関係に関する重要な書類を3年間保存しなければならない。

とはいえこの「重要な書類」には履歴書は関係ないとも言われており、企業側の判断に委ねられている面があります。そのため「すぐ処分しますよ」というお店も「法律で定められているので3年間は保管します」というお店も、どちらも間違いではないんですね。頭の片隅に入れておくとモヤモヤしなくて済みそうです。

その他確認しておきたいこと

「目標金額が貯まったからやめる」「当初の予定通りの期間、働いたのでやめる」など、お店と自分どちらも納得して辞める際は、これまでのお礼の挨拶をして普通に辞めることができます。円満退職です!気を付けたいことは以下の通り。

お給料は日払いなら問題ないですが、週払いや月払いの場合はもらい忘れがないように気を付けておきましょう。

プロフィール写真の削除対応などは、いつごろしてもらえるか確認しておきましょう。即日対応してもらえるお店もあれば、数日かかるから待ってねと言われるパターンも。(※自社ホームページだけでなくいろいろなメディアに写メ日記その他掲載している場合は、手間がかかるので少し時間がかかることもあります)

だいたいこんなところです!

飛びたい…そんな場合

「もうこんな店無理!連絡するのも無理!飛びたい!」と爆発してしまいそうなとき。円満退職が無理でも、何も言わずに飛ぶ(辞める)より一言メールしておくだけでグッと変わりますのでこれだけは!という注意点を書いておきます。会うのが怖い・電話も怖い…そんなあなたも、せめて一通のメールかLINE!

きちんと「辞めます」と伝える+「写真等の削除をお願いしておく」こと!

なぜなら「去る者追わず」で無理な引きとめをしないお店でも、何も言わずにいなくなられると「辞めたのか?もしかしてまた戻ってくるのか?」の判断がつきません。たまたま大型連休をとっているだけかも…そういう子もいるし…。というわけで、「辞めたような気はするけど写真(在籍)は残しておく」店もあるからです。

たった一通の連絡さえすれば、その後の「早く消してくれないかな」のストレスから解放されるので、きちんと辞める+消しての連絡は入れておきましょう。本当に何も言わずに消えたい場合は、一定期間は在籍が残ったままになるリスクは覚悟でいきましょう…。

戻るかも?そんなとき

「出稼ぎで来たけどとても良いお店だったので、また来年も来たい!」という場合や、「やっと辞めるけど…もしまた困った時は、またこのお店で働きたい」という気持ちがある場合。

出稼ぎ希望の場合はそのまま気持ちを伝えればOK!出戻りの可能性がある場合は、辞める際に「またお世話になるかもしれません(笑)」などと添えてみてはいかがでしょうか。出戻り歓迎しているお店も多いですし、そもそもお店は円満退職していく女の子のことを悪くは思っていません。戻ってくるころは年齢層が変わっていても、系列の優良店を紹介してもらえる場合もあります。お互い笑顔でさよならできれば、もしまた一緒に働く日が来ても、笑顔でスタートできますね(*^^*)

安心して働けるお店を探そう

今回は入店から退店までの、基本的でシンプルなトラブル回避についてご紹介しました。実際にお仕事していくうえでもっと気を付けたいことや、お客様とのトラブルなどもありますがそれはまた別の記事で書いていきたいと思います。

嬉しいことも楽しいことも、トラブルや悩みの種も人それぞれ。せっかく体を張って高収入のお仕事をするのですから、信頼できるスタッフがいて、安心して働けるお店を見つけましょう!

当サイト『はじ風』では実際に風俗店で働く女性たちに直接取材をしたインタビュー記事も連載しております。どんな女性が働いていて、どんなお店があるのか?少しでも参考になればと思います。

在籍キャストインタビュー

さっそくお仕事探しをするなら、風営法届け出済のお店だけを掲載している求人サイトが一番!当サイト(はじ風)をぜひご活用ください。

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水蜜

2013年よりWebライターとして活動するミレニアル世代。猫の肉球よりも手の甲から指にかけての曲線美を愛している。目標スぺ110(ダイエット中)!