【後編】吉原エリアの街歩き!現在のソープ街は昔から遊郭・遊女の町だった

【後編】吉原エリアの街歩き!現在のソープ街は昔から遊郭・遊女の町だった

かつて吉原遊郭があった吉原エリアの街歩き!女性ライターが昼の吉原ソープ街&周辺地域を歩いてきたコラムの後編です。飛不動や吉原神社などお寺系や遊女の歴史のお話で〆!ツアーは充実の3時間でした。高収入の吉原ソープ求人情報リンクあり。

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前編はこちらから→【前編】コツ通り、泪橋、商店街
中編はこちらから→【中編】衣紋坂、吉原大門、風俗街

吉原神社

吉原神社

吉原神社はこじんまりとして趣のある神社でした。御朱印をもらう人もチラホラ。

境内には吉原今昔図や解説などが見られる掲示板もありました。やっぱりこの図で見ても碁盤目状に町が形成されていますね。時代と共に変化してきた吉原の街の図や歴史が見られるので、時間があればじっくり見たかったです。

逢初桜(あいぞめざくら)

逢初め(あいぞめ)とは「恋い焦がれている人に初めて会う」という意味があるそうです。今回は初夏なので桜の花は見られませんでしたが、春の満開の様子はきっときれいでしょうね(^ω^)

前編でご紹介した吉原の入り口の「見返り柳」、この「逢初桜」、そして稲荷社脇にある「駒止松」と合わせて「廓の三雅木(くるわのさんがぼく)」と呼ばれているそうです。遊郭にある3つの雅な木、という意味ですね。

余談ですが最初は「会ったこともないのに恋するって何?( ゚Α゚)文通?」と思いました。
よく考えたらそういう意味ではなくて「恋する人に遊郭の外で初めて会う」とか「恋する人に初めて会いに行く」とかそんな感じですね、たぶん。

吉原弁財天本宮

吉原神社から徒歩少しのところに、吉原弁財天本宮があります。途中の道沿いに大きな病院(台東区立田井東病院)、薬局、保育園(千束保育園)、公園(花園公園)などがありました。ここに大きな病院が建っているのは、やはり病気にかかりやすかった昔の遊女たちのためだったとか。病院・保育園・公園が揃っているのは、子育て中のママさんにも嬉しいですね。

※吉原はソープランド&ホテル街を抜けると、普通にマンションや企業の建物などが密集していて下町の風情があります。高層ビル群などはないので、新宿や池袋の歓楽街とは全然違う落ち着いた雰囲気です。

境内には、関東大震災で亡くなった方の慰霊のための観音像が建立されていました。その他にたくさんのお地蔵様や石仏が安置されており、写真は撮りませんでしたのでマップで雰囲気だけでもご覧ください。

入口に見える掲示板には吉原の記事や、作家で僧侶の家田荘子さんの記事などが貼られていました。2016年に出版されたばかりの書籍(デリヘル嬢のことを書いた本です)の案内もあり。吉原という土地柄か、ソープ嬢やデリヘル嬢など風俗関係のことも隠さずに載せていた印象です。

飛不動(とびふどう)

しんみりお参りした後は「飛不動尊」を通り過ぎました。お不動さんなのに飛ぶとはこれいかに…?と思ったら、ちゃんとエピソードがありました。

その昔このお寺の住職が、ご本尊(お不動様)と一緒に関西の大峯山へ修行に出たときのこと。
ご本尊がいない間に何かあっては大変と、地元吉原の人々が無事を祈って集まったところ、お不動様が一夜にして関西からここまで飛んで帰ってきたそうですΣ(゚ω゚) そしてまた飛んで戻っていくという…。
文字通り「空飛ぶお不動様」だったんですね。

そんな由来があるからか、現在は航空会社の人がよくお参りに来たりするそうです。スピーディで安全なフライト!飛行機も落ちない!
受験生もやってくるとか。試験に落ちない!
ゴルフが趣味の人やプロゴルファーも来るとか。飛距離が伸びる!(※ゴルフ守りもできたそうです)
やっぱり空飛ぶヒーローは昔からみんなの憧れなんでしょうか。かっこいい。・*・:≡( ε:)

樋口一葉と吉原の関係

飛不動からすぐ、住所でいうと「竜泉」(りゅうせん)に、女流作家の樋口一葉が住んでいたと言われている場所があります。現在は普通のマンションが建っていました。竜泉には樋口一葉記念館もあります。
(※樋口一葉…五千円札の人です)

彼女の代表作「たけくらべ」をご存知ですか?少年少女の淡い恋の物語…と思いきや、ヒロインのお姉さんは吉原の遊女で、ヒロインもいずれ遊女になる運命なんですね。そして少年の方は僧侶になる道を進みます。
小説とはいえ、実際の吉原でもこういう風景があったのだろうなぁと思います…。

浄閑寺(じょうかんじ)

東京メトロ日比谷線「三ノ輪」駅のすぐ近く、浄閑寺(じょうかんじ)がツアーのラストスポットでした。墓地を歩いたのでこちらも写真は1枚しかないのですが…。遊女の投げ込み寺だったというこのお寺には、悲しい運命をたどった遊女のお墓や、山谷の日雇い労働者達への想いを込めたひまわりを持つお地蔵様(ひまわり地蔵尊)、永井荷風の詩を彫った石碑などがありました。

余談ですがひまわり地蔵尊のやさしい表情は必見です。太陽が昇り落ちていくまで1日中働き詰めに働き続けた労働者達を見守るお地蔵様…泣けます。ひまわりを持っているお地蔵様というのも珍しいですよね

生まれては苦界、死しては浄閑寺

生まれては苦界、死しては浄閑寺」…まさに遊女の生涯を現したような川柳が書かれています。
当時、遊女の年季が明ける(雇用期間が終わる・借金を返し終わる)のは25~26歳くらいだったそうです。無事にそのまま吉原を出られる人がすべてではなく、その年齢になる前に病気になってしまったり、借金を返し終わらなかったり、出たところで風俗以外の仕事ができないから戻って来たり…(´;ω;`)

現在はそのころに比べたら風俗店は衛生管理もしっかりしていますし、女の子が働く理由も借金以外だけでなく、ポジティブな理由もたくさんあります。お歯黒どぶもないし、脱走したところで大門でとっ捕まることもありません(※スムーズ退店しましょう)。時代が変わって良かった面ですね。

吉原という風俗街は今もひとつの街のようになって独特の雰囲気を持っているなぁと思いました。新宿歌舞伎町や渋谷・池袋とは全然違う、下町と隣り合った独特の風俗街の様子が見られて面白かったです。夜はまた違う顔を見せるとは思いますけれど…。吉原のソープランドに興味がある人も、下町散策が好きな人も、一度昼間に歩いてみると面白いですよ!

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吉原街歩き前編→【前編】コツ通り、泪橋、商店街
吉原街歩き中編→【中編】衣紋坂、吉原大門、風俗街
吉原街歩き後編→【後編】吉原神社、弁財天本宮、樋口一葉、浄閑寺

 

おまけ怪談

ツアーでは街歩きが好きそうな方や、御朱印集めをしている方、お友達と二人で参加している方がほとんどでした。年配の方が多かった印象です。帰ってきてから先輩にそのことを話すと…。

※可愛いコでした。

そういえばもうすぐ、そういう季節ですね…

 

 

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水蜜

2013年よりWebライターとして活動するミレニアル世代。猫の肉球よりも手の甲から指にかけての曲線美を愛している。目標スぺ110(万年ダイエット中)